レビュー失礼します。 個人的にとても好きです。 なんというか、むかしスプラッターものが流行った時期があって、みんなこぞって有名作家さんも書いてた時も全部をみた訳ではないですけど、全部サイコな犯人側の犯行を悉《つぶさ》に表現してたと思うんですが。 まさかの復讐する側の表現は、たぶん初なんじゃないかと思うのが1点。 さらに、これほど、しっかりと人間に苦痛を与える表現を執拗に細かく、時には冷静に書いた作品も稀かなと、つまり二重の意味で今までに見たことのない作品。 そういう系統のなかでもこれほどの表現は医学の知識に精通しているからこそなんでしょうが、最高傑作なのではないでしょうか(私が読んだ中では間違いなく最高)。 絶対にありえないですけど、最後の犯人にした事を刑罰として司法に取り入れたら犯罪も減るかもしれないなと妄想しました。(人権的に無理でしょうけど。) 主人公の心情を察するに私は当然の流れかなと思いました。(犯人の自供が少しあっけなかったかなというのはありましたけど。) 最後の協力してくれた背の高い彼が謝るところは個人的に好きでしたね。 ほかのレビューの方と違って読後感はスッキリしている私はどうかしているのかもしれませんけど(笑)
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らりぱさん! これまた、最高のレビューを頂きありがとうございます! 実は私も、こんな刑罰ができたらいいのになぁ、と思っています。 なかなか酷い話なので、大きな声では言えないのですが、自分の中ではグロテスクさを除いても一番上手くできた作品だと気に入っています。 それをお褒め頂いて、本当に嬉しいです。 またこれからも、どうぞよろしくお願いいたします!
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いえいえ、やっぱり。 まあ、本当に欲を言うとなんですが、この犯人のやったトリックは枯葉を落ち葉に隠すというやりかたで古くはアガサ・クリスティのABC殺人事件に代表されるものなんですけど、結構秀逸なトリックで、しかも普通に捜査すると犯人が主人公になってしまうような周到な仕掛けもしてあり悪いヤツですが相当キレる。そのトリックを暴く行き詰まる攻防みたいなのもあって良かったのかなぁと感じました。 最後の方であっさりとトリックを自供してしまったのはちょっと勿体無い気がしました。 (欲張りすぎですけど(笑))
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