二瀬幸三郎

二瀬幸三郎です。 拝読させていただきました。 命の大切さ―― 口で言うのは簡単ですが、それを、真意として伝えることの難しさ…… 主人公は、この物語のタイトルでもある〈命のオーディション〉に於いて、対照的な[二人の死亡候補者]を通じて、それを体感することになります。 自殺する筈だった[老婦人]の豹変、極悪人と思われた[銀行強盗]の本当の理由、人とは違う[死神]の価値観…… それらを短編の中で表現されていると感じ取れました。 ただ一つ疑問が残るのは、オーディションの対象者は、その記憶が消されるのに、何故、主人公の記憶が消されなかったのか…… そこは、物語の謎――余韻として残しておくことにします。
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レビューありがとうございます。 最後の謎に、気づいてくれて嬉しいです。 理由は二つあります。 一つは、主人公はオーディションの対象者ではなく、参加者だからです。 二つ目は、いつかこの短編の続きを書きたいからです。 その時はまたレビューをお願いします。
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