素晴らしかったです。 私は、アイヌの信仰を詳しく知っているわけではありません。 ですが、この作品は、たしかな説得力を持って、信心深いアイヌの男性の人物像を語っています。そして同時に、娘を奪った熊に対する憎悪。仇を取ったのに、娘はもどらない虚しさ。それをどこかで埋めてくれていた、子熊。それさえも、信仰のために殺めた後に残る慟哭。信仰と人間臭い感情。そのふたつが相反するようで、紙一重で、揺れ動く男性の心が、深く、深く迫ってきます。 非常に味わい深い作品でした。 お星さま、置いておきます。 ★★★★★
2件・1件
レビューありがとうございます! 。゚(゚´ω`゚)゚。 彼らの文化や信仰に詳しくなくても疑問なく読めるように…説明過多にならないように気をつけたつもりなので、嬉しいです。 勉強不足な面があり不安もありましたが挑戦してよかった…。 ちなみに、ウパシは『雪』という意味です(*´∀`*) お星様、ありがとうでした(泣)
1件

/1ページ

1件