恋月なつ

途中、泣いてしまいそうになりました。 雛姫様の作品はいつもどこかリアルで、つい感情移入してしまいます。 曜子の苦しみが読んでいて痛いほど伝わってきて……。 正直、井藤君は狡いと思います。 だけど、彼の気持ちもわかるのです。 曜子は辛い立場ですよね。へたに年上で。 「良かった」あの言葉はある意味曜子への裏切りだったように私は思います。 最後まで曜子に言わせた言葉たちも、彼の甘えが彼女にそうさせた。 はっきり別れを切り出した彼女は立派だったと思います。そして、彼のことが大好きだったんだと思いました。 恋は難しい。 安定した幸せよりも、もしかしたらすぐ消えてしまうかもしれないその一瞬の方が欲しかったという曜子の気持ちに、胸がきゅっと切なくなりました。 ぱっと紅葉が染まる一瞬。 弱い自分が顔を出して逃げても、結局私もその一瞬が欲しくなってしまうような気がします。 ごめんなさい。私の文章力ではうまく伝わっているかわからないので改めて言わせてもらいます。 この作品、私は大好きです。 本当に素敵な作品をありがとうございました。 次回作も楽しみにしています。
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恋月なつ様 イラストに引き続き、素敵なレビューまで有難う御座います。 そうなんです、そうなんですと何度も呟いて読んじゃいました。 ここまで読み解いて貰えるなんて、作者冥利に尽きます。 曜子は辛かったと思いますし、井藤は狡いと思います。 彼の狡さは彼女への愛情であり、優しさでもあるから、曜子は余計辛かったと思います。 私も曜子の最後は立派だったと思います。 そしてこの後の曜子も、きっとそういう彼女で在り続けるんだろうな。 職場が一緒ですから、見たくないものをこれから見る事になります。冬の心で乗り切った先に、春が訪れると思いたい。 私も曜子のように、一瞬でも相手を染めてしまう情熱に焦が
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『彼の狡さは彼女への愛情であり、優しさでもある』 確かにそうですよね。 やっぱり恋愛は答えが一つじゃないから難しいなぁと、この頃つくづく。しみじみ。 私も大人になったなぁ~……(*´ω`*)←何を言ってるんだかw 職場が一緒なのはこういうとき辛いですよね(T-T) でも、曜子にも、もちろん井藤くんにも幸せになって欲しいな。 次の短編も楽しみだ(∩´∀`∩)
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