藤白 圭

(応援) 「連鎖」と「縁」 この物語を読んで真っ先に頭に浮かんだ言葉がこの二つでした。 人は常に岐路に立たされている。 どの道を選ぶかは、その時の自分であり、それがその後の運命を決める。 運命とは自分自身で選び、切り開いていくものだとすれば、身に降りかかった不幸や負の連鎖も、よくよく考えれば、全ては「自分」というものから始まっている。 人と人との縁は、個人同士に繋がる糸であり、時にそれは周囲にも結び付き、絡み合う。 それを断ち切るのも、解くのも、そして、更に絡め合うのも、要は自分次第。 この物語をバッドエンドと捉えるか。 それとも未来に繋ぐ希望あるハッピーエンドと捉えるか。 はたまた、それとはまた別の何かに捉えるかは、読者次第。 陰鬱とした内容だけれど、人間臭く、それでいて、生きる力を与えてくれるような作品。 是非、一読あれ。
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快紗瑠サマ、丁寧なレビューありがとうございます♪ 殿方にコレを読んでもらうのは申し訳ないような気もするのですが、完読サンキューベリーマッチョです♪♪
いやね。 本当にドロドロのぐちゃぐちゃの。 救いのない話やないかい!!と思いつつも、再度読み直すと、憎しみを消化する者。 愛に飢えすぎ狂った結果、誰も信用できなくなってしまった者。 ようやく思い遣りと強さを身に着けたけれど、時すでに遅しといった者。 愛を繋ぐ者。 登場人物皆がそれぞれの選んだ道の行く末が走馬灯のように描かれ、人生そのものの深さを感じさせて頂きました。 あまりにも重い作品ではありましたが、読後はどこか清々しい気持ちになりましたよー。 ネタバレにならないよう、うまいレビューができず、申し訳なかったです。←語彙力のなさが泣ける
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素晴らしいレビューですダス、感謝♪♪♪

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