飛鳥 かおり

人間が意識で観測した実体は現実なのか、という問いを投げかけるような作品だと思います。 一人称で語られるため、地の文すら主人公の意識が観測したものにすぎない。本人が自覚している通り複数の世界を意識が行き来する。そのどれもに信憑性はない。 複雑に絡まり、歪め合う世界。面白いのは、それがエイドリアン刑事とリンクしているところ。エイドリアン刑事が主人公にとって無意識に固定化されてしまった対象なのか、それともファンタジーらしく意識を共有してしまう存在なのか。その辺りは分からない。 非常に興味深い作品、楽しませていただきました♪

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