秋野

レンタル家族を読ませて頂きました。 人が死ぬということ、亡くすということ、色々と考えさせられました。 代用となる身体がロボットではなく、社会に必要とされないと認識された生きている人(そう自認している人)、というのも衝撃で、そしてその終わりも読んでいて心がギュッとなりました。 お母さんと過ごして幸せを感じたレンタルお父さんが、元の人格の感情であれば良いなぁと願わずにはいられません。(記憶元のお父さんをベースにしたのなら、お母さんとの生活はそれは幸せを感じるはずだなと思うので…レンタル用の元の人格も幸せを感じて欲しいのです) 一人で散歩に出掛けられるようになったお母さんがひとつの区切りを迎えられたことは喜ばしいことで、これからの生活でもたくさん笑って欲しいな、と思うと同時に、二度お父さんの死を迎えることになった息子さんと一緒に、レンタルお父さんのことも時々は思い出してやって欲しいなぁなんて思ったりもするのですが…身近な人の死を乗り越えるのに、もう1人の死があったという事実はそう簡単に回顧出来るものでもないでしょうね…。 長々書いてしまいましたが、それだけたくさんたくさん、考えさせられるお話でした。 読み応えのあるお話、ありがとうございました<m(__)m>
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秋野さん、おはようございます。 レンタル家族最後まで読んでいただけるなんて、恐縮です。 読みにくくありませんでしたか? 書きながら「これ、私だったら絶対読まへんわ……(エセ関西弁)」と思う作品でした。 読んでくださるだけでなく、感想までくださるなんて、本当にありがとうございます! この作品は、あくまでレンタルであって本人ではない、という設定に頭を悩ませた作品です。 本人であれば映画「黄泉がえり」のように、死者が単純に戻ってきて、ハッピーという話になるのですが、そうではありません。 レンタルお父さんは、恐らく幸せだったというのが私の中での結論です。 レンタル前は不遇で、レンタルされてから
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