井湧敬一

 淡々と紡がれる物語。  静かに流れていく時間。  少し冷めたような彼によって語られる、刹那のような時の流れが、桜の持つ特徴にリンクして、そんな思いに相反する母親との対比と、心の動きが美しくも残酷にも見えます。  救われない、そんな空気に包まれながら、最後に伝えた彼の言葉は、彼女を救えたのでしょうか。  タイトルの意味が、ラストで分かります。  実体験したのではないか、とまで思わせる、心情の描写は、いつもながら凄いです。  読ませて頂き、ありがとうございます。
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井湧さん(*´∇`*) 素敵なレビューをありがとうございます! まさに伝えたいまんまのご感想をいただきありがたいです笑(*´-`)。 そうなんですよね、優しさは時にはむやみに出してしまうとその人にとって余計に辛いものになったりしますよね。このラストはその人その人で、良かった!というのか、悲しかったというのか、終わりなのか始まりなのか……全てを委ねてみました! 読んでいただきありがとうございました(*´∇`*)

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