Kiri

長編であるにもかかわらず、一気に読んでしまいました。 BLはファンタジーと良く言うけれども、この作品はリアリティに溢れています。 序盤の二人のほのぼのとしたやり取りは、なんだか微笑ましくて、後半の二人の葛藤はとても切なくて。 人を愛する気持ちに善悪などないはずなのに、最終的に二人が選ぶしかなかった決断についても、それしかないよねという気にさせられました。 甘やかしたり突き放したりの、矛盾した宗司の言動が本当にリアルで、読んでいて本当に辛かったです。 また、こんな選択を余儀なくされている方々は、実際に多いのかもしれないなと、やりきれない気持ちにもなりました。 世の中の偏見が緩和され、この二人のように、愛することを我慢しなくていい未来がくることを、願ってやみません。
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Kiriさん、レビューありがとうございます! 一気に読んで頂いたとの事で感激です…!長くて大変だったでしょう(笑) 宗司はストーリー上、冬真と読者の方に対してわかりやすくいてもらったのですが、でもやってる事はひどいな、受けにひどいことするやつは嫌われるぞと思いながら書いたので、そう言って頂けてほっとしました。 自分としては何か訴えたいわけでもなく、単に儚い所にときめきを見出したという、それはそれは浅はかな動機で書いた話なので、世の中の事にまで思いを馳せる皆さんの優しさに心打たれつつ、何も語れるような深い知識もないため戸惑いつつ… でも同性愛でも異性愛でも、こういう選択をするしかなかった過去の恋
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コメントありがとうございます♪ あはは、そうですよね。 私、何言ってるんだろ^^; 社会に一石を、みたいなことを考えたわけではなかったのですが、あまりにも感情の揺れにリアリティがあって、創作だとわかっているのに、どっぷり宗司に感情移入してしまい、読後は別れた悲しみを引きずってしまいまして…。 なんで一緒にいられないんだろ?世間か?世間が悪いのか?みたいな安直な発想に思い当たってしまいました。 こんなにも感情移入してしまった作品は久々だったので、他の作品も是非読んでみたいです、とオネダリしつつ…^^ 応援していますので、執筆活動頑張って下さいね。
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