苺飴

『ひとつだけ願い事が叶うなら』しみじみとした素敵な作品でした。 静谷くんはあまり自分を強く出すタイプではないんですね。 小さい頃から工房が好きで父の仕事への憧れもあり…きっと小さな頃からキラキラした笑顔で色々な作品を作っていたんでしょうね…。 でも父親に認められる作品を作れ、期待されたのは兄だった…。 感性は人それぞれ、両親も静谷くんの作品の光る所を気付いて伸ばしてあげられたら…もしくは静谷くんが自分の作品を認めさせる言葉を持つ自己主張の強いタイプだったらまた違ったのかもしれませんね…。 そして兄が不慮の事故にあった時の、あまりに身勝手な父の言葉と行動…。 静谷くんは、両親の期待と愛情を一身に受け芸術を学ぶ為に海外留学した兄を心から尊敬し、自分は高卒で就職し東京で一人頑張ってましたよね。 いつも明るい話し方で相手の気持ちを汲んで、優しい気持ちにさせてあげている静谷くん。 才能がない、センスがない…万人の目や感性で見たら全然違う評価だったかもしれないのに…作品の才能だけでなく静谷くん自身をもっと見て欲しかった…と思います。 普通ならソファが30万円なんて、素敵…とは思っても購入まではいかないと思うんです。 でも心鷲掴みでしたね(*´艸`) やっぱり家具が好きなんですね。見る目もあるんでしょう、きっと。 大好きな棚が『おかえり』とお出迎え、一目惚れしたソファが『お疲れ様』と癒してくれたのかもですね。 そんなささやかな日々の幸せを大切にして、優しい静谷くんだからこそ、麻木さんと出会う事が出来たのかな…と思いました。 麻木さんと静谷くん、電話でしか話した事がなくてもお互い温かなやり取りがずっと続いてたのは、きっと言葉や心のリズムがあってたのかもですね。 静谷くんの辛い話をプラスに変えた麻木さんも凄く素敵な人だと思います。 裏切られ、創作意欲が消えてしまった麻木さん…でも今は静谷くんの為に作りたくて仕方ないんですね(*´艸`) これはもう是非っっ!きっと静谷くんの心の一部になりますよ。 まだまだ始まったばかりの2人、素敵な関係が続いて素敵な作品をたくさん作って欲しいな…と思いました。
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苺飴さん素敵なレビューをありがとうございます! 「大好きな棚が『おかえり』とお出迎え、一目惚れしたソファが『お疲れ様』と癒してくれたのかもですね」 うんうん^^そうだと思います。親からは才能が無いと思われていたけれど、家具を見る目は確かにあるんですよね。だからこそ、会ったことの無い家具職人の「ASAGI」さんに尊敬と憧れを抱いていた。そしてそんな静谷君を、麻木さんも放っておけなかった。 静谷君の人となりを麻木さんは元々「個人的にとても好き」と言ってますもんね^^地味でも前向きにコツコツ生きていた静谷君のことを麻木さんは以前からちゃんと認めていたってことです。ただそれを伝える必要性を感じてい
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