雪翅

大好きな作品の外伝なので、こちらも読ませていただきました。 主人公たちだけでなく、主人公の周りにいる人たちの性格、生い立ち、想いがとても細やかで、それらを追うのがとても楽しかったです。 本編でも、どの章でも、常に感じていたことは、人は一人では生きていけないということ。 一人でいれば、楽かもしれない。でもその楽しさには限界がある。 心を使わなければ、傷つくこともない。でも救われることもない。 何も言わなければ、下手な言葉で誰かを傷つけることはない。でも、何も言わないことそのものが、誰かを傷つけているかもしれない。 恋でもそうだけど、家族でも、友だちでも、仕事の先輩後輩でも、誰かに寄りかからなきゃ、人間は生きていけない。そして、自分に誠実に生きていれば、背中を預け、預けてもらえる、そういう存在にも巡り合える。作中で支え合う人物たちを見ながら、そういうことをひしひしと感じました。 恋愛の物語だけど、人との繋がりだったり、気持ちを伝えることの大切さだったり、恋愛以外でもいろいろと勉強させられる部分が多かったです。 個性的なキャラクターばかりでしたが、私はやっぱり桐生君と美月が好きです(´∀`*)♪あ、目が点で口がバッテンのうさこちゃんも!← たくさん楽しませていただいて、ありがとうございました!
2件・1件
ぎゃー!!!Σ( ̄□ ̄;) こ、こんな作品に素敵過ぎるレビューを有難う御座います! 人は1人では生きられない。 本当にそうだと思います。そしてこの作品からそんな事を感じて頂けるなんて(´;ω;`)ブワッ 雪翅さんのような、心理描写が素晴らしい方にこんな事を言って頂けるなんて嬉しいです。 なにも言わなければ傷付けない、でも救われないの下りは、私が良く考える事だったので、こんな形でコメント頂けるのはほんと嬉しい……(´;ω;`)ブワッ 勉強させられる、は褒めすぎだと思いますけれど。雪翅さん、有難う御座います。 それから読了後も一番好きなのは主人公2人だというのも、とても嬉しいです。
1件

/1ページ

1件