須羽ヴィオラ

「決して手を離してはいけない。さもないと、神サマに記憶を取られてしまう」  幼い頃に祖母と過ごした田舎町での三年三か月の記憶を無くしてしまった八重子。  祖母が亡くなり、再び田舎住まいを始める八重子。  その前に現れた、不思議な男は狐の妖・二紫名(にしな)だった。  無くした記憶を取り戻すための、八重子と二紫名のご近所ファンタジーが始まる。  謎めいた言葉で、物語の世界観に引き込む巧妙な書き出し。  八重子と二紫名の巧妙な掛け合い。  八重子と旧友たちの関係、記憶を取り戻すため道具探しと祖母に纏わる人との出会い。  妖のアオ・ミドリ・クロウ、神社の神様の望さま・縁さまとの出会い。  と、読者を飽きさせない展開が続きます。  この作者様の特長である、ダンスを見ているような弾む文体。  リラックスして音楽を聴いているような、安心できるストーリー展開。  何より、登場人物がみんな心優しい。  そして、最後の最後で解き明かされる、八重子と二紫名の縁。  読んでいて、作者様の優しさが伝わってくるような、心が温まる作品です。  作者様。素晴らしい感動作品を、ありがとうございました。 
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そのようなお言葉、私には勿体ないくらいです(>_<) 感激です……! とても励みになりました。完結まで頑張ります! レビューありがとうございました!
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書き直してくださったんですね……!(>_<) こんな素敵なレビューをいただき、本当になんとお礼を言えばいいか。 飽きさせない、というお言葉嬉しいです。 この作品を読んでいただき、本当にありがとうございます。
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