あーる

心揺さぶられるエンディングでした。夏空の青さに切なさとやるせなさを。蝉の声に狂おしさを抱き、そして、現実の残酷さの全てを、ひとり華奢な体に包み込み愛に変える……その煩い蝉の声が反響する夏空の下に、両足で儚くもしっかりと立っている広夢君の姿が目に浮かび、涙が滲みました。 強烈な記憶となる、ひと夏の出来事。大人過ぎた繊細な崇之さんと子供過ぎた真っ白な広夢君。でも、だからこそ、惹かれ合い求め合う。 その『夏日』が引き金となり、二人の、いえ、兄の友人秋山さんも巻き込み、三人の絡みつく運命が紡がれていきます。 人を愛するとは…… 何が正しくて何が誤りなのか…… 激しい情交シーンにも煽られ、クラクラと自分の中の境界線が危うくなる感覚を覚えました。 そして、ミステリー、サスペンスとしても読者を翻弄していきます。次々と起こる出来事。全てはあの狂おしい『夏日』から始まり……この『夏日』に繋がる。そして、また新たな狂おしい『夏日』を紡ぐ…… 過去との対峙から一年後の広夢君。ここからの彼には、とても惹き付けられました。強く、儚く、そしてしたたかに。自分の道を自分の足で進む広夢君を見守りたいと思いました。きっと、彼の思い描く未来になる。と信じ願ってしまいます。 『追憶の夏日』心に様々な余韻を残す、素敵なお話です。ありがとうございました!
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あーる様 おはようございます! この度はレビュー評価を頂き本当にありがとうございました!また連載中におきましては様々お世話になり、感謝しかございません! 連載中、何度か無理と思う度に、あーる様のコメントに助けられてきました。 レビューも、私が言いたい事、伝えたい事全てを書いてくださっていて感動で震えております! そうなんです。広夢が全て抱えて生きていくんですよね。でも全て納得済みで…… 作者の私が上手く表現出来ていなくすみません!あーる様の神レビュー最高です! SS、早く公開出来るように頑張りますねっ\(^o^)/ 本当にありがとうございましたっ!
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本当に、本当にお疲れ様でした。 大、大、大納得のラストです! 広夢君はきちんと自分の選択が「狂っている」とわかっていて、進む道を決めている。そこに強く惹かれ共感してしまいました。 もし、秋山さんに真実を伝えたら、きっと壊れてまうだろう… もし、崇之さんに過去を伝えたら、闇を抱えてしまうだろう… だから、二人男性(ひと)を深く愛した、広夢君だけが耐えられる現実。いつか秋山さんの眸が、広夢君をしっかりとらえてくれますように…… まだ言い足りないんかい!って感じにすみません(^-^; ひとりよがりなレビューでしたが、素敵なお話ありがとうの気持ちを伝えたくて投稿させていただきました(´∇`) そ
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