フクロウ

こんにちは。お待たせしました。(*^^*) 上質な映画を観ているような気分になる作品だなと感じました。それだけ登場人物の描写や主人公の心理描写が丁寧に紡がれていて、流れるようにするすると更新分まで楽しめました。 登場人物も割とネガティブな主人公を筆頭に個性的でそれぞれの能力を活かした戦闘シーンは迫力がありました。個人的に一番いいな、と思ったのはいわゆるモブ(もしかしたら次に繋がるのかもしれませんが)の高校の生徒や助けられた人々などもきちんと描いているところです。彼ら彼女らの存在があるからこそ、物語がしっかりとすわり、エイリアンが襲ってくるという突飛な展開にリアルさを与えてくれたと思います。 伝言板に書かれていた矛盾点は特に見当たりませんが、もし強いて言うならば、そこまで主人公がこの事態を自分のせいにすることはないのではないか、ということです。予知夢を見ていた、あるいは能力を持っている自分たちがいるから敵が襲ってくるのは、確かにそう思ってしまうかもしれませんが、明らかに攻めてくるエイリアン側が悪いわけであるので、恐怖や不安とともにそこへの怒りも表出されるのではないかなと感じました。序盤は特に主人公は、自分を責めるようなネガティブな思考ばかり展開していますが、ここでもう少し敵側への怒りだとか、あるいは同級生らから攻められて「自分のせいだけではない」というような思いなども描くといいかもしれません。 これからどんな戦いが待っているのか、どんな仲間や敵が出てくるのか、主人公の能力はいったい何なのか、などこれからの展開がとても楽しみです。更新は大変かと思いますが、頑張ってください(^^)
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実に丁寧なレビュー、本当にありがとうございます。 大筋は決まっていてもことあるごとに二転三転するので、どうしても矛盾が気になってしまうのです。 怒り……ですか。 確かに一理あると思います。成すすべもなく蹂躙されたら、怒りを覚える場合もあると思います。 ……しかし、明確に復讐物にしたくないという意識がありまして、過度な怒りは身を滅ぼすかな……と。 それと、主人公であるエイリも親友のスドウが死んだ時は怒っていました。 同じように、三人の死体を前にしたレンリも怒りに震えていましたしね。 最近の更新分でも書いてますが、名前も知らない人が何人亡くなろうが実感はないと思うんです。身近な人間が死んでこそ怒
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追記というか補足ですが、主人公が自分を責めていたのは『自分のせいでスドウが死んだ』という前提が存在としてあまりに大きかったためです。 ……まあ、これ以上はネタバレになるので控えたいと思いますが、そこにタイトルのもう一つの意味が隠されていたりします。いわばもう一つのテーマです。 それを象徴とするキャラもいつか出てくる予定なので、また気が向いたら見に来てくださると嬉しいです。 ……そこまで書けるかどうかは、結構厳しいところなのですが。
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