時間樹

詩的な文章でつづられるレズビアン恋愛小説ですね。著者さんは古典文芸がお好きなのでしょうか。ちょこちょこ挿入される詩や小説のタイトルが雰囲気づくりに一役買っていると思います。 主人公(何て読むのでしょうか?ネイン?)には共感は出来ませんが、非常に興味のわく人物です。小物やエピソードの細やかな描写もとても良いと思います。ひとつよく分からない点もあって、なぜブランド品まみれになって高級マンションに住むほどの財力があったんでしょう?有能とはいえ仕事でそこまで稼ぐのはかなり困難な気がするのですが……元々セレブな出自なのでしょうか。実家とは縁を切られているようですが……そこのエピソードが見たいですね! 星四つなのは良いところで終わってしまったからです。全然完結してないよ、という感じでしたので。続きはないのですか?
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こんにちは。 感想、ありがとうございます! 主人公の名前、(ねね)を入れておけば良かったですね、よみづらいですよね。修正しておきます! 芸術にも精通し(知性もある)、経済的にも余裕があり、容姿にも恵まれ、仕事も出来る主人公の「落差」を表現したかったのです。 落ちたからこそ、「レズビアン風俗」に、光をみつける事が出来た。 それを、表現したかったのです。 ご指摘の通り、「財力」については、もう少し書き込みをした方が良かったかも知れませんね。 ただ、国会議員と関われる大学生って、そういないと思うんです。 なので、主人公の実家が、国会議員の支援もしているような裕福な家庭であるという事を、暗に書
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こんばんは!丁寧な解説ありがとうございます! そうでしたか、ねねさんって読むんですね。納得です。 財力について気になったのは、ねねさんの手が触れるもの(物でありヒトであり)はとても細やかな描写がなされているのですが、彼女の周囲にあるもの(会社や家庭といった社会的つながり)についてはぼんやりと描かれているので、余計につかめなくて気になったのかもしれません。 ノアという人物についてはぜひ再登場願いたいですね!この作品のラストはからはどんなお話にも発展していける気がするのですが、それがどうなるのか、また読みに行きたいです。
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