天瀬マリナ

北欧神話をベースにしながらも、様々な神話と、仏や明王までが戦う壮大な物語です。 とにかく、筆者の知識の豊富さには感嘆します。 「え!?こんな神様いたの!?」という楽しい発見が一杯です!! 古今東西の神話の中には、互いに矛盾する話や設定がかなりあります。あとがきにもあるように、その矛盾の回答がここにあります。 私もよく、「あんなに賢いロキがあっさり捕まって、騙されっぱなしの神様から拷問とかヘンだよ❗」って、いつも思ってましたもん(笑) 北欧神話一のトリックスターであるロキが仕掛けたラグナロクは、魔神同盟の神々が一度死に、蘇り、そして戦って自らの力で勝ち取る、壮絶な戦闘でした。その先には地球人の進化があり、やがて聖仙の誕生、さらに神々の新たな神話へと循環して行くんですね! 個性的で愉快な神々が奏でる壮絶でありながらどこかユーモラスでワクワクする壮大なシンフォニー。 神が人を創ったのか、人が神を作るのか。 卵と鶏のような関係の私達人間と、人間によく似た神々の素晴らしいお話のでした‼ (≧▼≦)
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気合いが込もったレビューありがとうございまするO(≧∇≦)O 北欧神話は人気過ぎて 今まで題材として避けていたのですが 始めて取り上げるなら やはりラグナロクで知る限り全部の神話に至り フィンランドのサウナの神とか 調べた自分でも驚きながら書いた思い出有ります そう!ロキは頭脳派と言いつつ 騙している他神や巨人や小人に意外とやられているので それを逆手に取って 弱いからこそ頭使う最弱最賢目指しましたからね 未完なアルダナ終盤で語る筈だった設定を 完結した嬢龍で語らせ それをリズム感やユーモア交えながら詳細にしました 卵か鶏かてのも上手い例えですな 多元宇宙で複数の神話の設定だけで

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