この物語に救いはない。 幼い頃、主人公がようやく手に入れた友達との゙遊ぶ゛という宝物のような時間。 そこにたまたま、悪ふざけの過ぎる遊びがあっただけ。 おそらくこの主人公は他の者よりも素直で柔らかい感性を持っていたのだろう。 恐ろしいモノに取り込まれると、他人がなんと言おうと恐ろしくて震えが来る。それがどんなに他者から見てバカバカしい杞憂だとしてもだ。 その閉鎖的な恐怖を本作は見事に表現している。 淡々とそしてどこか粛々と彼の行動や心理を綴る筆運びが、さらに逃れられない恐怖を煽る。 後半に僅かに吹いた優しげな風向きが、さらなる救いのないラストへと導く。 最後のページを読み終えたときは、しばらくそこから動けなかった。 恐怖は勿論だが、なんともやるせない哀しさに満ちた逸作でした。 もう……つらたん( ノД`)
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うのやん!レビューありがとうございます!俺が思っている事ずばり書いてくれて、何だが嬉しいです!昔は描写が嫌いだったから、あんまり勉強しないで描写を書かず、淡々と書き殴るような文書に、怖さがあると思ってたけど、今読み返すと、拙い文書だなと感じました!今は描写が大好きおじさんです!レビューありがとうございました!
むむたん、怖かったぉ…そんで哀しかった(;O;) うん、淡々とした感じが怖かったよ。でも心に訴えたいところは心理描写もあったと思う。ママのトコロなんかは特に。 そう言えば、カイのタミデンスで描写の大事さに気付いたってあの日も言ってたね(・o・) メリハリというか、淡々としたところと深く掘り下げるところをシーンによって使い分けると深みが増すんだろうね。 とてもお勉強になります♪ ありがとう(*^。^*)
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うううのやん!コメントありがとう!今気付いた!こんな心のこもったメッセージに気付かないだなんて!ごめんなさい!そうだよ!かいちゃんのらたみでんす読んで、描写の素晴らしさを学んだの!だからかいちゃんは恩人なのだ!メリハリか!それが出来たら、かなり読み込ませる事ができそうだね!今度チャレンジしてみる!本当にありがとうね!
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