moco.i

拝読いたしましたm(__)m 神様は時々、イタズラをやらかす。友人たちと交わしたそんな話を思い出していました。その大半は偶然の話でした。 読み始めてすぐに、もしやの偶然を感じていました。そこから展開する切なさ。 でも違いました。 そして次の展開、どこかでそんな気づきはしていたように思います。私はヒロインより大人で、狡さを知っているから。 だから最後の真実は言わないでほしいと思っていました。 彼が真実を告げたとき、告げた彼を恨みました。まるで彼女の友達のような気持ちになっていました。それは文章のリズムとナチュラルな展開で、ストーリーの中に入りこんでいたからだと思います。 伝えてしまった彼は、あらゆる懺悔を一身に背負って、彼女の前に立つ覚悟を固めたと思いたい。 彼女の彼への愛は、自分自身の精神的破壊を抑えることができると思いたい。 作品の中に入りこんでしまう読み方の私には、不安の渦を消すことはできません。 最後に、狡いオトナな私としては、彼女の耳元で囁きたくなりました。 「どうしてあなたのお父さんは死んでしまったのでしょう?」 読後も不安を招いてしまうほど、心地いいリズム感を持つ作品でした。
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わー、嬉しい。作品の深部にまで読み解きしていただき、また、作中の登場人物であるかのような臨場感あるレビューです。本当に嬉しいです。ありがとうございます! 果たしてヒロインにはその事実を受け止められているのか。また、彼は彼女を揺らぎ壊してしまうかもしれない告白を、愛とその大きさにどう折り合いを付けているのか。 不安定な年代で起こった出来事と、時間が経過した先で手を取り合う二人がどう真実を扱うのか。そういう微妙な繊細さを描きました。なので、実はmocoさんの最後の彼女への質問に、僕ははっとしました。 勿論構成する中で設定はありましたが、彼女はそれを知りたいか、知ろうとするか、そしてどう受け止
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こんにちは。拙いレビューにご返信ありがとうございます(^-^) 最後の質問をここに書くことは迷いましたが、どうしても彼女に伝えておきたくなりました。 仮想と現実がぐちゃぐちゃになるときは、心底入り込んだときの症状です、お許しくださいm(__)m 次作、楽しみにしています(^-^)

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