honolulu

いったい何のために彼の命が必要だったのか…… 文の中のこの問いに答えなければなりません。 ページをめくるのが辛い物語がある。 そこにあるのは決められた死。 戦争という暴力に対してあまりにも尊く貴い命が誰かの命令によって捨てられる。 終戦か敗戦か、そんな言葉の違いはこの失われた命の前には瑣末なことのように思えます。 こういう時代に生きたものが散ったものが居たことは決して忘れないで。 作者が選んだ題 彼の地 別々の時の流れの中でひと時生きたという証を交わし合った二人が再び会える場所でもある彼の地。 そこは誰でも行かなくてはならない場所だけど、生き方が行き方がそれぞれ違う。 けれど生き方を行き方を、それを戦争という二文字で選べない時代が二度と来ないよう。来させないよう。 私たちは考え行動しなければいけないと、 祈るだけでは足りないんだと、 深くこの日を前に思わせてくれた作品でした。 8月14日
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答えがないと諦め納得する以外何もない時代。 それを忘れてはいけないと思える人が増えますように。切に願います。
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