樹川 優

とても素敵な、キラキラしたお話です。 小学生の綾ちゃんと葉児くんを主人公にした、妖精ファンタジー。可愛らしいイラストに惹かれるまま、きっと優しいお話なのだろうなと読みはじめました。 が、ところがどっこいです。 期待通り、妖精さんは愛らしく、フェアリードクターのお薬づくりはお料理をしているように楽しい。けれど、そういったふわりとした穏やかさだけではないものが、全編をとおして貫かれています。 自分の価値、集団のなかでの立ち位置、誰かを好きになったときに傷つけてしまうもの、大人でもくじけてしまいそうな絶望的な状況。それらを真っ正面から書いていく筆力に夢中になりました。 児童文学だからといって侮るなかれです。 はっとするような文章表現や、読者を飽きさせないよう練られたプロット、起承転結のつけ方は、書き手としても勉強になります。 また、一読者として、綾ちゃんと葉児くんの初々しい恋の行方に一喜一憂するのも嬉し恥ずかしです。 最後まで読み終えて感じるのは、一本芯の通った強さだと思います。書きたい世界を書くパワーは、こんなにも強い物語を作るのだと感動しました。
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樹川さん、こんばんは。 妖精さんに最後までお付き合いくださり、おまけに素敵なレビューまで(≧▽≦)ありがとうございました!! あまりに優しいレビューに泣いてしまいましたよ~(ノД`)・゜・。 樹川さんのような上手い小説を書く方に、こんなふうに褒めていただいて、どうしたらいいかわからなくなっちゃいます!(>_<) 今、エブリスタに来てよかったなぁとしみじみ思っています。 またこれからも、樹川さんの犯人さんを読みにお邪魔させてください(^_^)/
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こちらこそ、毎日夢中になれる物語をありがとうございます!どうしよう、妖精さんロスですよ(;´Д`) まだ少しお話がつづくみたいなので、そちらを楽しみにさせていただきます(^^) あとがきを見てちょっと衝撃を受けました。くまのさんがどれほどの気持ちで妖精さんシリーズを連載していたのかと思うと、読み返す内容にも重みが増すようです。 でもやっぱり、妖精さんシリーズはキラキラで初々しくて、だから傷ついていってしまう女の子、男の子の優しいお話だと思っています(^^) くまのさんの書きたかったイメージが、きっと読んでいるひとたちに伝わっていると思います。にぎわうコメントを見ても、良い雰囲気だなぁと
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