不覚にもラストには魂が揺さぶられ涙が溢れていました(感涙) 大変大変素晴らしい作品です! 確かに夫婦である以上、時には喧嘩をする事は有るでしょう。 しかし、それで子供を悲しませるのは『罪』だと思います! この物語の主人公の少年の心情を想像しますと、本当に切なくなります。 しかし、そこに現れた一人の少女。 通常なら「わ、オバケ!」と怖がる子供もいる事でしょうが、 主人公の少年は彼女を『天使のてんちゃん』と呼び、想いを寄せます。 それほどまでに、彼女が優しく癒される存在だったのでしょう。 そして、その優しさがご拝読している私にもひしひしと伝わってきました。 てんちゃんは、心の底から主人公の幸せを祈り続けているのですよね! そして、 「きっと、てんちゃんは幽霊なのだろうな…」 という、先読みをしながら読み進めていくうち… 何と!ラストで成長した主人公が言う一言。 「僕も双子だった」 ここで!お話の全貌が一瞬にして明らかになる訳です! もしかしら、両親の喧嘩や離婚もこの事が理由だったのではないでしょうか。 そして、それと同時に! てんちゃんが主人公の幸せを願う理由が分かり、更なる感動に包まれました! 何てピュアで素敵なお話なのでしょうか! まさに彼女は、天使です! 確かな文章力、優しさに溢れた言葉のキャッチボールも大変秀逸ですね! 心が本当に温かくなる、優しさに満ち溢れた大変大変素敵な作品をご拝読させて頂き、本当にありがとうございました!!
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にいださん、レビューありがとうございます! いろいろ想像して深く読み取ってくださって大変ありがたいことです。 私自身、ただのファンタジーで終わらせたくなく、このような結末に致しました。本当にありがとうございます!

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