まっきー劇場

遅ればせながら完結おめでとうございます。 hideTさんワールド全開の作品でした。 モスマンを取り上げた作品はリチャード・ギアの「プロフェシー」くらいしか無かったと思います。UMAの中でも割と知名度の薄い「M」は読者には新鮮だったのではないでしょうか。僕自身生粋のUMA研究者でもあるのですが、モスマンについては中学時代に学級新聞でリアルな想像画まで描いてクラスメイトに宣伝をしたのを思い出しました。 さて本編は前作「JB」に比べ格段に読みやすくなっていてhideさんの進化を感じました。ただ僕には登場人物が一度に多く現れ過ぎて、何度も「これ誰だっけ?」と戻る場面がありました。これが小説の難しい所で、映画と違い視覚的に印象を与えることが出来ないので主要人物を印象付けた後に新しい人物達を徐々に登場させてもらうとありがたいと思いました。まぁこれは僕だけだと思いますw 本編は閉ざされた空間でのクリーチャーとの死闘というハリウッド映画のひとつのスタンダードに挑んだ訳ですが、ここは流石のhideさん得意の情景描写が臨場感と緊迫感を長く持続させて、短くまとめられる素材をよくここまで持たせたなぁと圧巻。しかしそれだけでは終わらせずに、石像と結界というアイディアを盛り込んで来ました。ここにオリジナリティを感じ、Mの存在をよりリアルに不気味に演出しています。そしてバケモノとの死闘映画よろしく、いてほしいマタギキャラ西田の存在がクリーチャー物ファンを歓喜させてくれます。 この「runaway」は表現者hideTさんの巧みな描写の手腕がいかんなく発揮された作品。後にhideさんの作品を語る時に上げられる一つである事は間違いないでしょう。
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まっきーさん。 素晴らしいレビューをありがとうございます。熱い言葉で語っていただき、感謝、感激です。 それにしても、まっきーさんがそれほどUMAに造詣が深いとは……。 さすが、多岐にわたる知識をお持ちですね。 モスマンはその魅力に反して日本ではマイナーなので、昔から疑問でした。 なので、この物語を思いつき、怪物を何にしようかという段になってすぐに頭に浮かびました。 ただ、モスマンには呪いもあるようなので、そのものではなく、モスマンに類する飛行型未確認生物、とぼやかしましたが(^^ゞ 秋になり、だいぶ仕事もプライベートも慌ただしくなってきましたので、なかなか読むのも書くのも進みませんでしたが、
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勢いとひらめきでドンドン書き進めていきましょう! 進化して行くhideさんが楽しみです。hideさんのミステリーなんか凄い事になりそうだ(^^)忙しいほどふとネタが浮かぶ物です。お仕事も両立して頑張って下さいね! ノミジュリは男兄弟の中の一人娘のような可愛い可愛い作品です。ON FIREの繋がりの無い続編なんですけど、後半にビックリしますよ。僕の作品はどこかに誰かが登場していますのでw
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