二瀬幸三郎

二瀬幸三郎です。 イベント/_event_view?e=157590より拝読させていただきました。 〈僕〉が愛していた〈彼女〉は、ピアニストだった…… 逝ってしまった〈彼女〉を想い、哀しみに打ち拉がれた〈僕〉のもとに現われたのは、同じビアにストにして、〈彼女〉にプロボーズしたという、一人の男だった…… 物語の読み始めは、途中で語り部の正体に驚いたものですが、それを知ってからもう一度読み返すと、情景が自然と浮かび上がり、また別の新鮮さとともに新たな感動がもたらされます。 果たして、ピアニストは〈僕〉に向け、〈彼女〉への一方的な思いを語っていたのか、それとも、物言わぬはずの〈僕〉の[声]、そして秘めた[想い]が感じられたのだろうか…… それは、自分も含め、読まれた方の想像に委ねられるところでしょう……
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