蛍雪功

自分が親になって優しい奥様にも恵まれてちゃんとすることで、そして、老いた父を目の当たりにすることで、初めて父を許せるのかもしれない。または、本当は許したかったのかもしれない。親子の絆。
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蛍雪功さん 味志ユウジロウです。 父さん、美味しいりんごを剥いてくれよへレビューをいただき、ありがとうございます。 本作は僕が17歳の時に実際に経験したことが描かれています。 ご指摘の通り、許したかったけれども許せない、どこかに人生の分岐点があり、違う選択肢に舵を切っていたら、こんな未来もあったのかも知れないなと想いました。僕にとっての悲しくも優しい嘘という想いを込めて描き上げたものでした。 蛍雪功さんの『靴下』からも感じますが、東北の冬は大気や雪の中にも何か質量を持ったねっとりとしたものを孕んでいる気がします。

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