翡翠 薫

完結お疲れ様でした。本作も楽しく読ませていただきました。 リンケージ2では変わろうとする水落に対し、不甲斐ない宝来くん!とヤキモキしていましたが、2.5を読んで宝来くんがわたしの想像以上に物事、水落を客観的に捉え人として理解していたことに驚かされました。 そして、幼少期の喪失体験を含む過去の出来事が現在に及ぼす影響までを繊細に表現するマドイ様の知識量と文章力も素晴らしかったです。 私は心理職の駆け出しなのですが、水落達のような喪失体験をした子供の多さに驚かされることが多々あります。本作ではそういった背景も綿密に描かれているからこそ、一層登場人物のキャラに奥行が増すのだろうと思います。 ゆっくり休養され、また新しい作品にお会いできることを楽しみにしています。 一喜一憂の毎日をありがとうございました!
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翡翠 薫さん、レビューありがとうございます! 水落視点に共感しつつ読む方はそっけない宝来に焦れて、宝来視点に共感する方は水落がうざいと感じる、そんな作品です(笑)。 宝来は過去のトラウマにより人間的に未熟な水落ごと愛しています。「この人は愛情不足で甘えてるんだな」とわかっています。でも、やはり過剰な干渉や嫉妬にうんざりする部分もあって、交際しながら大変な部分も大きいのでしょう。その反応が水落からしたらつれないように見えるのだと思います。 心理職をなさっているのですね。いつも専門職の方に読まれるとおかしなところはないかとびくつきます(笑)。わたし自身はもちろんその手の分野の人間ではありませんが、
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