甚平

拝見いたしました。 無駄なく綺麗に書かれており、とても楽しく読むことができました。 前振りをしっかりと回収しきる丁寧な作品で、終始一貫して『ボク』の 物語であるため視点がぶれることもなくストレスなく入り込むことができます。 ただ単に泣かせるならばジョーとの会話シーンを入れていかに「いいやつ」か書いたり、 駅で無防備な真夏に無意識にキスをして、グチャグチャな精神状態から一気に、 など起伏を大きくすれば泣かせられるところをあえてさらりと流しており、 いかにも青春の一コマを切り取ったような爽やかな作品に仕上げたところが見事でした。 個人的に好きだった部分として18ページ「どこからともなく漂う塩素の匂い~」の一文が好きです。 二人の親しさとこの時点での小秋側の心境がよく出ていて好きでした。 今後また新しい作品、長編なども見られることも期待いたします。
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甚平さん、読了&レビューありがとうございます!もう冬も近いのにこんな真夏の物語を読んで頂き恐縮です。本当に嬉しい言葉ばかりで……。塩素の匂いの箇所は自分も好きな文なので感激です!改めて、本当にありがとうございます!

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