なすーん

この作品の凄い点は2つ まず1つ目は、一字一句に込められている情報量があまりに濃密で、読んでいる側からこの作品の世界観に引き込まれてしまう事。豊富すぎる語彙、作り込まれた設定、全てが他の作品と画一的に違いすぎて、衝撃を受けざるを得ない。これほど力の入った文章にお目にかかる事は、なかなか無い。 2つ目として、これほどまでに書き込まれているのにも関わらず、それと同時に主人公の生い立ちや物語の方向性全てが分かりやすく描写されているために、読みにくい部分・読み飛ばしてしまう部分が全くないことが挙げられる。まるで上手い文章のお手本のように、作者の意図すること、伝えたいことがすんなりと読み手に伝わるのだ。 まだ私は読み手としても日が浅いため、レビューもこの程度の拙さ・短さで終わってしまうが、それは同時に読み進めれば読み進めるほどこの作品の素晴らしい部分が出てきてしまい、レビューに書ききれなくなるということを防いでくれるようだ。 ぜひともこの作品は読破し、私自身に実力をつけるための課題図書としようと思う。
1件・1件
二瀬幸三郎です。 早速の御高覧に加え、素晴らしいレビューをありがとうございます♪ まだ未熟であると自ら感じている部分が見受けられる文章に対し、これほどの評価をいただき、寧ろ恐縮する次第であります。 元は自分の趣味、興味に従い、心に描いた世界を気の向くままに書いてみたものの、人様に読んでいただくとなるとこれほど難しい事はなく、過去に書いた別の作品などでは酷評されることもあり、一度は小説から身を引いたこともありました。 今は時代小説などに影響を受け、再び筆(?)を取りましたが、時折、スランプに陥りることもあり、落ち込むこともしばしばですが、そんな中、氏のようにお読みいただく方が少しずつ増え、励み
1件

/1ページ

1件