とても大きな問題と共に綴られる作品、多くを考えさせられます。 ミステリーと重ねて読みごたえもあり、それでいてテンポもよく、引っ掛かり無く気が付けば読み終えていました。 感情や心を揺らすのは、やはり虐待と言う惨状。虐待のニュースなどは最後まで見れず、話を聞くだけでも心が痛くなります。しかし、見て見ぬ振りは出来ません。たった一人の人間ができる事なんてちっぽけなのかも知れませんが、私にもできる事があれば、少しでも力になれることがあれば行動していきたいと感じます。 話しが逸れましたが、私がこの作品で一番良かったと思うのは、ザリガニやヒブナを吊りに行こうとするところです。些細な約束、すぐに忘れてしまいそうな内容の記憶がとても大きく感じます。時が経てば私も「そんなことを」……と私も言ってしまいそうですが、辛かった時に笑顔になれた大切な記憶なんです。だからこそ、成長しても忘れる事無く輝いている……そんな描写が輝いて見えました。 短編なのに重厚なイメージを与えてくれる作品、堪能させて頂きました!
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タッくん~、こっそり上げてたこの短編まで読んでくださって、ありがとうございました( ;∀;) 爽やか青春ものを予定していたのに、気が付くとこんな重いものになってしまっていました。 この作品を書こうと思った頃、ちょうどあの哀しい事件が取りざたされていた頃で。 この物語の中の少年たちの正義感は、実際にはあってはいけない行動なんですけど、小説の中でくらい、どうしようもない想いを昇華できたらな……と、背徳小説を書いてみました。 (道徳的なお話って、実は苦手なんだなあ……) そうそう、お話が重くなり過ぎないように入れてみた、ザリガニとヒブナ釣り。 実は、子供の頃よく、近くの川に小魚を釣りに行ったんです

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