こんにちはワサビー=わさお様。このたびはイベントにご参加頂き、誠にありがとうございます。早速ですがレビューさせていただこうと思います。 主人公のお孫さんとおじいさん、ほっこり手の中があったかくなるような素敵なお話でした。ちょっとボケちゃっているおじいさんですが、嬉しかったことや誰かへの愛情を忘れたわけではない。そして、最初はウザがっていたおじいさんへの認識が、出来事をきっかけにかわっていく主人公。人と人のぬくもりが伝わってくる、まさに“ヒューマンドラマ”に相応しい作品だと思います。 また、文章力という意味でも申し分ありません。一つ一つの比喩表現に、ワサビー様の高いセンスが窺い知れました。 ただ、惜しいと思う点がいくつか。冒頭からそうなのですが、おじいさんに関しては存外伝わってくる情報が多いのに、意外にも主人公に関して伝わる情報が少ないのですよ。これは一人称で陥りがちな罠なんですが“僕”の視点で見えるものは“僕”のフィルターを通して描写されていくので、読者の方にも非常に伝わり安いんです。 ところが、“僕”がどんな人間であるのかは、“僕”が思ったことしか描写できない、されない。読んで私が分かったのは“主人公は男で、祖父に反感を持っている”くらいの内容です。最低でも“僕”が何歳くらいの人間なのか、もう少し伝わった方がイメージしやすいかなと感じました。例えば大学生なら“この前大学の講義でやっていたが”なんて一文、エピソードをちょっとだけ挟む。それだけで“あ、主人公は大学生なのね”と見ている人間には伝わるのですよ。 自分の視点を通す“主人公”ですから、できれば主人公のことももう少し知りたいな、と感じました。すみません長くなってしまったので続きます。
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あとは、この物語の鍵は“白湯”なわけです。もう少し、白湯に関する描写を丁寧に描くことで、主人公の気持ちもそのぬくもりも伝わり安やすくなるのではないかと感じました。 白湯に興味がない、祖父への反感しかない序盤はいいのです。でも、喉が乾いた時に貰った白湯は、前に貰った時とはまるで違う存在感を持っていたはず。そこに、是非描写の差を出していただきたいなと。ただのお湯であっても、味もぬくもりも、きっとまるで違うものであったと思うのですよ。ワサビー様の描写力ならけして不可能ではないと考えます。 それと、最後に一つ。……これは完全にお節介かもしれないのですが、次から妄想コンテストに重複応募、はおやめになっ
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レビューありがとうございます! ごもっともでございます。主人公の描写は、夜勤明け、狭い部屋でジジイと暮らしている程度しかありません。これは話に入り込みづらいはず。 白湯の描写も描きわけが少なすぎますね。もう少しオーバーにすべきですね。 最後の「妄想コン」についてのご助言。お節介だなんてめっそうもございません。大変参考になりました。私は今まで重複でばかりイベントに応募していたので、改めようと思います。やはり後から改変すると無理矢理感が否めないところもあると思います。そこも、もう少し推敲して自然にしたいですね。 ありがとうございました! これからもよろしくお願い申し上げます!
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