とにかく、まるでトラバサミで挟んだように読者を捕まえて放さない作品。クセのありすぎる主人公、普通じゃないことを正面に出したトモダチ、序盤から、ギシギシ鳴り続ける彼らの日常。ラストが気になり最後まで読み飛ばさせる力は、絶対の実力の証明でもある。こういうレベルの作品こそ大賞候補になるべきだろ。すなわち、金を払っても損をしない作品てこと。

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