惡山 真夜

依頼がありましたので、さっそく読ませていただきました。仰っていたとおり、童謡のようですね。展開についても、一部を除き、急展開もなく、ほどよいスピード、といったところかと。さて、描写については、硬いかな?と思いました。ダーク系のものに顕著に現れるのですが、シリアスな雰囲気を出そうとして、変に硬い文章になり、感情移入できなくなってしまうことも多々。こちらの作品も、それに当てはまっているかな、と。また、上に『一部を除き』としたのは、リリーが城から逃げ出すのは、いささか早かったかなとおもいます。もう少し粘って、衛兵くんが、いつまでも姉を連れて帰らないから飛び出した、くらいがシックリくるかもしれません。他にアドバイス、ということでもありませんが一つ。もっと読点を活用してほしいなと思います。セリフの中での活用は見習うものもありますが、地の文になると、一文が長い。せっかくの美しい地文が、長い説明の中に埋もれてしまい、そこに集中出来なくなってしまっています。改行をうまく活用するがいいと思います。 描写はわかりやすく、イメージをしやすいのですが、イマイチ世界観がつかめないのも欠点かなと思います。城や門番というところから、中世欧州の雰囲気を想像したものの、電力やアスファルトなど、どうもイメージにそぐわない単語が登場したりして「あれ?」となることもありました。ほんのりと世界観を表すようにしてみてください。 今回拝読させていただいて、気になったのは以上の通りです。何かご不明の点があれば、ご連絡ください。ではではヽ(・∀・)ノ
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的確な批評有難うございました…! 確かに世界観が不明瞭でしたね((´`))長文になりがちという点はずっと気になっていたのですっきりしました。読点…ですかなるほど。もう一度読み返してよく考えてみようと思います。とても勉強になりました、参考にさせて頂きます。

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