エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
コメント
今夜も琥珀亭で
神楽 佐官
2012/9/20 22:02
小説、読ませてもらいました。 ファンタジーとどちらの感想を書こうか迷ったんですけど、まずは個性的なこちらの方を選びました。 この小説がどういうものなのか何度か読み返して、自分なりに考えてみるとこれは『出会い』の小説なのかな、と。 ます酒場というのが出会いの場ですし、人間お酒が入っちゃうと、どうしても弱い自分自身が出ちゃいます。社会に出て意地張って生きていると、その反動で、ふと心に隙ができてしまうことがあります。 『琥珀亭』というのは、そういう人間をやさしく包み込むような空間ではないか、と思います。 登場人物で気になったのは真輝ですね。 この人だけ、なんか蜃気楼みたいにほわーっとしている印象なんですよ。 簡単に自分を見せないタイプってのはわかるんですけど、不思議な人。ほかの登場人物とにおいが違うんですね。携帯小説ではあまりいないタイプの大人の女性かと。 余談ですが、僕は酒は弱くないですが、あんまり種類は知りません……。 チューハイやワインくらいですか。ワインではドイツの甘口ワインとか好きです。ただ、酒の種類に関しては素人で、小説に出てきたカクテルほとんど知りませんでしたからね(汗)。知っていたのはオールドパーくらいです。 こういうお酒にたいする博識が、この小説を色鮮やかにしているのでしょう。 いい時間を過ごさせてもらいました。 今度時間があったらファンタジーの方も読んでみたいと思います。
いいね
・
1件
コメント
この投稿に対するコメントはありません
神楽 佐官