ミリはんらしい幻想風景。
「100」と云うキーワードがどこで出てくるのかな~と楽しみに読みました。序盤は「これミリはんやから多分最後は柔らかいハッピーエンドやったらいいよね」と思って、紹介文にもあるからネタバレにはならないと思うから書くけど、電車内の部分ですね、一瞬、シュールエンドで「きさらぎ駅」みたいになるんじゃないかとやや不安を覚えつついくと(笑)、その幼い人物たちの登場で、あ、これで「100」なんだ、と。腑に落ちた、と。思った時にはもう既に数頁読んじゃってました。すらすらと進みますね。なのにルビの振り方が丁寧。ルビ打ち方すら知らない僕は、丁寧に読み仮名を書いている人をホント偉いと思います、自分が、難読漢字にもルビ振った事ないから~(笑)。あと「銀河鉄道の夜」みたいな寂しいエンドも連想しちゃう感じだったので、ミリはん独特のゆるりとした幻想風景の中で一緒に電車に不安と期待を持って揺られてる内に、最後の、ついに、の展開。着信。思わず、よかったねえ、よかったねえ、と思いました。総じて、物語としては「100」をメインに据えた訳ではないのに、その部分の挿話で何かを超越した世界にいる不思議感。これは、100作には確実に選ばれると信じてるので選評が楽しみです~。なんて、気の早い朧月院でした(笑)。心地の良い惰眠のあとの幸福感にも似た感覚をありがとう、ミリはん。
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零さん、感想(レビュー?)ありがとうございます。驚いて嬉し泣きしそうになりました〜、電車の中で(笑)←ほんとう。 不思議な世界に心地よく揺られていただけてなによりです♪ 不安と期待にお誘いして、こんな終点にたどり着かせていただきました〜。 序盤で思ってくださった、わたしの作品のイメージ、とっても嬉しいです! わたしエブさんでは悲しい結末を書いてない!と時々自分で驚きます(笑)読後、温かい気持ちになっていただければ嬉しいな、っていう気持ちで書いてるので、そりゃそうだ(笑) ルビ、えぶで読んでくださっているリアル知人に頼まれて、振り始めたのですが、実はなにに振れば良いかわかってません笑笑。取り敢え
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欠点、寧ろ思い当たりません(笑) あのねえその不安と期待が電車の揺れとリンクしてる感じが、ミリはんぽくて、他の人にならもっとエンドに繋がる伏線入れろとか云うと思うんだけど、このアルファ波みたいなゆらぎ感は、ミリはんにしか書けへんと思ったんですよ。だから欠点としてとらえる事も出来るけど「味」だと良い様に解釈したかな。 こないだの掌編とか散文詩とかってジャンルないよね~の話と繋がりますが、その辺の、「雰囲気を楽しむ」ところにミリはんは特化できてると思うから。全作品読んでるわけじゃないから完全特化じゃなかったらごめんやけどね。断片的に拝読してるなかのイメージです。 そそ、「感想」ってなんやねんと(笑
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