雛姫

儚く悲しい、けれど温かな物語でした。
「異端恋草紙」シリーズ第二段。 前回の「月紅心中」が大好きだったので、続編が読めて嬉しいです。 読まれていない方は其方から読むのをお薦めします。 読まなくても楽しめますが、前作も短編ですのですぐ戻って来れますし、なにより絶対その方が楽しめます。 この作者様、本当に文章が美しいです。 闇夜に浮かび上がる月も灯篭も美しく、そこに咲く桃の花や鳥居を映像として浮かび上がらせてくれます。風の音すら感じられるその世界観は、全てがなまめかしくて惹かれます。 その世界である一人の男性を見つめる女性……。 彼女が見つめる人物と、その想いや抱えている悲しさが少しずつ見えていきます。 彼女の孤独。悲しい性。 そして悲しく切ない邂逅……。 何故か咲かない梅や桜。美しく咲く桃の花に老婆は不吉だと口にします。けれど彼は違った。その瞬間、彼女の想いは救われたと思うのです。そして彼女の想いは彼の悲しさを癒した。 読む方によって受け止め方は違うかも知れません。是非確認してみて下さい。 素敵なお話を有難う御座いました。 叶うならこのシリーズに、蒼麻にまた出会いたい。 次回作も楽しみにしています。
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雛ちゃん様。 今回も作品にお付き合いくださり、誠にありがとうございます( *・ω・)*_ _))ペコリ 多彩な表現力と豊かな感性を持つ雛ちゃん様に文章を褒めてもらえるのはこの上なく幸せです。 今回も、一つ一つの言葉に悩んで向き合った甲斐がありました。 ただ、今回は主人公の背景や生い立ちを何となくでしか出せず、作り込みが甘かったなと反省しております(-∀-`;) 桃の花が咲いたのは、偶然なのか、それとも彼女が無意識に発現させた力だったのか。その辺りはあえてハッキリさせませんでした。 最期の時、彼女は救われたと思います。命も、心も。 そして彼の心も、少しは癒される一時があったのではないか
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丁寧に返信有難うです(人ω・`*) 読了後色々知れるのは、こういう交流サイトの良い所ですよね。 桃の花の下りは、思い込みが真実として広まる怖さみたいなのを見た気がするんですよね。 人が見る景色が。例えばそこに桃が咲いていたら、遠目で美しいと思いながら「あれなんの花? 梅じゃないし桜?」みたいな、桃の花を知らなければ余計に見間違う。 老婆は生まれた不穏を簡単に口にして、でもそれが大きく真実となってく呪いみたいなのに見えて。 緋桃に侵食していくのを、蒼麻の言葉が救ったように見え、それがとても印象に残ったのであのようなレビューになりました。 緋桃の想いは蒼麻に癒しを与えた気がします。 ただそ
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