紅屋楓

一語一句読み飛ばせない、あなたならどうするか。
 宗教という、非常にデリケートなところ。そしてテロリスト。題材からどうレビューすればいいか……あらすじの時点では、難しい。  しかし戦う理由が愛というのがいい。どこの国でも、いつの時代も不変だから。個人的にレビューの入口を発見したように思えた。 また神様が偉大であることは、やはり万国共通。それだけに国や思想が左右されることもある。  はたして、まったく同じ世界になったときに彼らと同じ行動をとれる人は一体どれくらいいるのだろうか。  運命の相棒、ただ一つの愛など。細やかな表現を見逃さずにいたい作品。 ☆オチについて  イベントへの作品投稿時に、作者様よりオチが予想できたかどうかという問い合わせがあった。なので以下、いち読者としての感想を書きたいと思います。  初読からかなり疑ってかかりました。その後、オチを知った上で二度目を読みました。 一回目の時点で勘づいたようなそうでないような……と読み進め、そこに至るまでがちょっと分かりづらかったかなと思います。 (というのも下記の部分に、すっかり気を取られてしまったからなのですが……) ★理由として→  p.4にて「同じ秘密を共有し合い……」と、ほのめかせておきながら、p.5「唯一無二の、存在。【愛しい】その存在を〜」とすると、(フェイクのためでしょうが)困惑してしまいます。  彼らという【人間のキモ】といいますか、そういう対象に対して、「もしかして……」ではなく、「えっ、●●じゃないの?ん!?」と、分からなくなったというのが率直なところです。 ※非常に出過ぎた真似だとは、重々承知しておりますが、仮に他の言葉を置き換えるか【】部分を省くと「二人が××関係じゃない!?」と、読者が考えを深められるのではないでしょうか※  生意気な上、上手く伝えられなくて申しわけありません……
・2件
桜音月 楓様、このたびはレビューを頂き誠にありがとうございます。 生意気だなんてとんでもないです、こちらが気にしていたポイントをしっかり見てアドバイス頂き、本当に参考になりました。 愛しい、という言葉を使った理由としては単なるミスリードではなかったりします。 というのも私個人が、“友愛も愛である”という考えでして、愛しい存在である、は特別な仲間にも十二分に使いうると考えていたからなんですよね……。特に、それが異性である場合は見ている側からしても違和感が薄くなるだろうな、という狙いもあって使っていたのですが。 それがミスリードではなく混乱を招く結果になっているとなると、少々やりすぎた感は否めま
1件
コメントありがとうございます。 友愛の「愛」。なるほど、読みが甘かった〜! 愛しいという表現と抱き寄せる行動に引っ張られすぎたようです……読者の意表を突くということでは大成功だと思ってます。 そうですよね。オチのある話だと「どこまで匂わせて、どこまで隠すのか」匙加減が難しいところです。悩むな書き手の力量だ!と言われればそこまでなんですが。 本作で、まだまだ私の読解力が足りないなと自分を省みれました。 また、こちらのレビュー内容を真摯に受け止めていただけたこと、感謝いたします。 イベントに参加いただき、ありがとうございました。

/1ページ

1件