天人

心に直接語りかけてくる。
 ほとんどの地の文が主人公の心情やセリフとなっていて、『ライ麦畑でつかまえて』のような親近感が読者と著者に生まれてきます。それでいて、物語を婉曲的な表現で「君」へ語ることで紡いでゆく。文章表現の上手さには脱帽です。  ストーリーは、どこか幻想的でいて冷ややかだけれども、根底には温かさのある何かがある。だからこそ不思議な現実感が漂っている。そんな物語でした。  久しぶりに没入感のある作品に出会えたことをうれしく思い、感想とさせていただきます。これからも創作活動を頑張って下さい。
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天人様 名作になぞらえていただき、恐縮です……。 温かく、励みになるお言葉に感謝いたします。 貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
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