感想・レビュー一覧 2件

愛情という不確かで不動の物語

なんて切ない物語だろう。 主人公の愛の深さと、すれ違ってゆく甥との距離が 語りだけですべて浮き彫りにされてゆく。 いつか、彼も伯父の愛に気づくのだろうか。 自分から捨ててしまった大切なものに 慟哭する
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心に直接語りかけてくる。

 ほとんどの地の文が主人公の心情やセリフとなっていて、『ライ麦畑でつかまえて』のような親近感が読者と著者に生まれてきます。それでいて、物語を婉曲的な表現で「君」へ語ることで紡いでゆく。文章表現の上手さ
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