清木

辛さが伝わる
心情描写が特に巧いので主人公に共感しやすく、それ故に悲しい境遇が重なると辛さを覚えますね。 ずっと愛した人と繋がることが許されない運命を受け入れること、すなわち人生への絶念。生きる意味すら見いだせない人もいるかもしれません。主人公は強い女性ですね。 特徴的なキャラクターは皆、芯をもっていてやはり人をつくるのが巧みです。 72頁では一人称描写であらわされていましたね。率直な意見ですと、三人称より一人称のほうが得意なように感じます。 と言うのも、全体で地の文の最初に主語が多く使われていますので、テンポの妨げになっています。会話では重要な主語ですが、こと筆致に関しては雑音に近い存在となります。主語を削っても差し支えない文章をかけば更に美しい文章に至ると思います。 それだけの技量には既に到達しているはずなので、これは勿体ないと思い、僭越ながら改善点をあげてみました。 読了はしていないのですが主人公には多くの試練が待ち構えていることはわかります。 応援したくなる主人公を描けているのは才能ですよね。勉強させていただきました。 素敵な作品をありがとうございます。
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レビューありがとうございます。 主語を削っても差し支えない文章をかけば更に美しい文章に至ると思います。 ↑これ、全然意識していなかったので、これから意識して書いていきたいと思います。ありがとうございます。 清木さんの仰るとおり、この小説以前は一人称の小説ばかり書いていたので、当作品は三人称の練習台でして。見る人が見れば、不慣れだと言うのは一目瞭然なのですね、やはりまだまだだということを痛感致しました。 アドバイス頂けて嬉しいです。本当に、ありがとうございました。
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