人と人の心のヒダを伝える技法が上手いと感じました
「幸せのトイレットルーム」で生まれた菜摘。「足元をさらう波を見ないふりして歩くような、そんな居心地の悪い中学時代」というのは胸に刺さる表現です。「だからという言い方はよくなかった」も彼女の細かい気遣いを表している。人と人の心のヒダを伝える技法が上手いと感じました。キョウヤと菜摘の会話も血の通ったやりとりです。伝説通り、菜摘が幸せになれるのか見守りたくなります。

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