感想・レビュー一覧 2件

人と人の心のヒダを伝える技法が上手いと感じました

「幸せのトイレットルーム」で生まれた菜摘。「足元をさらう波を見ないふりして歩くような、そんな居心地の悪い中学時代」というのは胸に刺さる表現です。「だからという言い方はよくなかった」も彼女の細かい気遣い

間違いなく良作です。

「幸せのトイレットルーム」という都市伝説から始まる今作は、常に主人公の焦燥感を覚える作品でした。先輩との夜のシーンなどは、読んでいて苦しくなりますが、ページをめくる手が止まりませんでした。 十代ならで
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