小原ききょう

水溜りの向こう側
水たまりを飛び越える時に映る青空は、昔から好きです。 それまでの鬱陶しい雨と、澄み切った青空の対照だからなのでしょう。 そして、この小説の場合、水たまりを「黒」猫がのぞいている。 これも一つのコントラストだと思います。 水たまりに映る青空は、鏡なので「底がない」・・そんな中に消えた黒猫を追い水たまりをのぞき込むと・・ そんな「不思議の国のアリス」のような始まりです。 そして、猫の正体、彼岸の世界の説明。 死者が命欲しさに・・(これ以上はネタバレなので割愛) この設定って・・連作で続けられそうな気がもしました。 主人公、「人がいい」ですから、いろんな人物、エピソードを絡ませて、物語が生まれそうです。 そして、終わりの○猫。やはり色のコントラストが素晴らしい。 コントラストは色だけではなく、「生」と「死」の対照にも表現されています。
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小原さん! 素敵なレビュー、いつも本当にありがとうございます(*'ω'*) 水たまりを飛び越える時の青空、素敵な描写ですね! さすが小原さんです。 そしてアリスのような始まり、と感じてくださってとても光栄です。 アリスのオープニング、大好きです。本当にわくわくしますよね! レビューを拝読しながら、改稿したくなってきました。 おっと、待て待て……、連作ですか? そうですね! 黒猫ちゃんを時計のうさぎ役に、続きの物語を書きつつ改稿するという方法もありますね(*^-^*) コントラストを評価していただいたので、雰囲気を残しつつ……。 物語の伸びしろを示してくださるレビュー、本
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