青星明良

事件を「大団円」に導く英雄はどっちだ!?
今作品は、科捜研の心理係である干物女・忠岡悲呂さんが(色んな意味で)縦横無尽に活躍するイヤミス小説の続編です。 (続編といっても今作品単体でも十分に楽しめるので、これを読んでみて興味を抱いた方はシリーズを追ってみることをおススメします。) 今回の悲呂さんには強力なライバルが登場します。それが、敏腕の指紋担当管理官の英川雄慈――人呼んで「指紋の英雄」です。 科捜研の新進気鋭のヒーローである悲呂さんと古強者の指紋の英雄。この二人が、自分が追い求める「真実」をかけて捜査対決する!!! はずなのですが……最初の事件で根深い因縁ができてしまった二人は互いに私怨を抱いているご様子。相手が唱える事件の「真実」をひっくり返してやろうと、陰湿極まりない仁義なき戦いが勃発してしまいます。二人の英雄の間で板ばさみになる徳憲警部補のストレスはマッハ!!(>_<) 特に陰湿……というか腹黒いのが今作品のヒロイン(のはず)である悲呂さん。てめぇはラスボスかよと言いたくなるような二重三重の罠を指紋の英雄に仕掛け、時には味方(?)である徳憲さんも騙します。徳憲さん、干物女に踊らされすぎぃーーーっ!! もう事件そのものの凶悪性よりも、ヒロインの干物女が恐い……(白目) 毎回あらゆる伏線が張り巡らされていて、その伏線の巧みさが忠岡悲呂という女の深謀遠慮と腹黒さを極限まで際立たせています。ラストエピソードは後味が悪いを通り越してもうほとんどホラーに近い……。 事件を「大団円」に導く真のヒーローは、果たして干物女か指紋の英雄か? 覚悟してお読みください。読後に背筋が凍ります。
1件・1件
ありがとうございます。 これ書いている今年前半はスランプ気味だったので、エンドマークまでが本当に遠かった思い出があります。 真面目なサスペンスではなくキャラ文芸の文脈で書いているため、本当にそうなのかよ!?っていうツッコミ箇所もいくつかあるんですけど(笑)、何とか書ききれました。 徳憲と忠岡の出会いを一作目で書き、二作目では科捜研の他の科の面々との出会いを書く。それだけを目的にしていました。そうすれば三作目に繋がるなぁと。 単なる短編集では牽引力がないため、テーマとして指紋の英雄と対決させる「軸」を作ったことで、話にまとまりが出来ました。 これは僕の尊敬する麻耶雄嵩先生の『貴族探偵対女
1件

/1ページ

1件