*あみーご*

超ネタバレ注意!!お疲れ様でした。
かなりのネタバレ注意↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 1ページ目で読み取れる理津とヅナの関係性はどこかほっこりとしたもので、世界観さえ違えば幼馴染の甘酸っぱい青春ストーリーでも始まりそうな、そんな二人の会話のやり取りがなんだか可愛くて。だけど手渡しているドロップの物騒感と、次ページから始まる世界観の説明で、そんな甘い舞台ではないのだと思い知らされます。 凄いのはここからの世界観説明。この少ない文字数制限の中で確立される世界観が流石でした。読めば読むほど頭の中に映像が浮かび、凄惨な病状も容易にイメージ出来ます。バイオの映画を見ているかのような文章。文化も壊れ、廃れた土地のあちこちに人の遺体が転がり、埋葬してもらえなかった孤独な遺体にはハエや蛆なんかが湧いているような、そんなイメージが……。こういった現状の説明はつい淡々としてしまいがちなのに、そうなってしまわないのは、所々に顔を出す言葉選びの巧みさなのかなと思います。 マスコミが煽るだけ煽って逃げ出しただとか、都心から流れてきた輩が畑の野菜に手を出し始めるだとか、サラッと描かれている部分がとてもリアルで、それがよりイメージのしやすさを助長しているように感じました。それはコンタクトを取ってきた理津とヅナが顔を合わせるシーンにも当てはまっていたように思います。 現状への嘆きや感染に関しての話だけでなく、『あだ名で呼ばれたことで十年の疎遠が一瞬で埋まった』だとか、畑で収穫したものを持っていくという流れから『理津はおやつの蒸し芋を美味しそうに頬張っていた』という回想シーンが入るところだとか、上手い具合に感情移入させるなぁと思いました。続>
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>そこからの怒涛の展開が凄い。研究所ではあれだけ知的で説得力のあった理津。言うこと言うことに納得してしまい、本当にこの世界で唯一の救世主のようで、理津とヅナが手を組んでドロップを配ることでいつか本当に世界を救えるのではないかと思っていたところへの真実。 それは意外であってもこじつけではなく、ああそうか、そうだったのかとストンと心中に落ちました。天才であると描写されていた理津が恍惚とした表情で『可愛い悪魔が出来た』と囁く姿がしっくりきてしまい、天才故に純粋な狂気を持っていたんだなぁ……と。父親の血液のくだりなんかは思わずゾッとしました。それを口に放り込まれ、甘い飴玉みたいだと言ったヅナを思い
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あみーご様!!! レビューありがとうございます! こんなにいっぱい感想をお聞きできて幸せです゚(゚´Д`゚)゚ 短編を書きはじめてから、端的に表現するという事が身に染みついて癖になっておりまして、詳しく書かず読み手さんの想像力に頼るような面もあり……実際どんなふうに感じてもらえているのか、意図したように伝わっているかどうか、実は不安でもありました。 なので、あみーごさんの感想お聞きできて安堵しております…! イベント参加できてとても楽しかったです。感謝です♪

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