直田 麻矢子

何度でも読み返している作品……
素敵な作品を創作してくださって、ありがとうございます。 全編を通して漂うさみしさは、ドリスの心情を映し出しているかのようで、「トスカ」というロシア語を彷彿とさせます。日本語で言い表せない、多面的で深いその言葉は、憂鬱であったり、時に人を狂気へ、絶望的な行動へと駆り立てたり、しかしもう一方では切なくてやるせない愛のトスカという表現なども含みます。 地の文がしっかりと書かれているので、最後のドリスの呟きが際立ち、ポツリと放たれた言葉に、ドリスの内面の美しい強さを感じました。素敵な作品をありがとうございます。
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ちょっとしたオチのあるショートショートに過ぎないのに、何か素晴らしい文学を書いたように錯覚させてくれるレビューです。嬉しすぎて。 イタリアオペラの主人公ではないトスカというロシア語、初めて知りました。フランス語のメランコリー、アンニュイや、ポルトガル語のサウダージも日本語訳は難しいですね。 ドリスはボリスを愛しているのでしょうか?たぶん。だから命を預けられるのでしょうね。 直田さんの作品(パラパラ以外も)読ませていただきますね。 これからもよろしくお願いします。
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ご丁寧にありがとうございます。そうですね。日本のわびさびも表現が難しいですね。本当に素敵な作品をありがとうございました。またうかがいます(^^)/

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