浅果好宗

人間味の深い物語
そう強く感じました。 病気も自分の一部。 奇跡で病気を直しても、それは何かを失いかねない。 などなど、人が口にもせずに胸の内に抱えている葛藤や想いがこの作品には色濃く表れていました。 人は奇跡を求めるけど、己に降りかかるとは思っていない。もし、その奇跡が自らに降りたならば何を願うか? 永遠のテーマとも言えそうな問題ですが、鹿乃子の言葉はまさに人間の本質を突いていました。 突然の変化に抗うことなくついていける人は実際少ないはずです。 そう思うからこそ、この物語は深く胸に刺さりました。 人間の愛すべき本質や思考が十二分に表れた素晴らしい物語でした。 この物語に出会えたことを感謝します♪
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浅果さん、感想ありがとうございます。 丁寧に読み込んでいただけて、大変うれしく思います。 どんな答えが出ても、正解にも不正解にもならないストーリーでした。浅果さんの言うとおり、永遠のテーマかも知れません。
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