麻生璃藤

心に痛いけれど、温まるお話です。
病気の友達を救える可能性ができた。でもそれは奇跡と言う名の贈り物──私なら、それに簡単に乗ってしまうと思う。 病気で苦しんでいるんだもの、長くは生きられないかも知れないんだもの。明るい未来が欲しんだもの……でも鹿乃子は、それを望まなかった。 なんでだろう? 鹿乃子は精一杯悩んで、悩んで、友達と病気は一体のものだと考えた。病気がない事が最善ではないと快癒は択ばず、たったひとつ望んだのは──。 切なくて物悲しいけど、決して不幸ではない。 それを表現した素晴らしい作品です、是非皆様ご一読を。
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麻生さん、こちらにもレビューをありがとうございます。 なんでだろう、の一言をいただけて、大変ありがたいです。私も少し思うのです。なんで選ばなかったのかって。ラストの答えは、決して正解でもないと思っています。 ストーリーを通して、何かが心に残ってくださったのなら幸いです。 読んでいただきまして、ありがとうございました。
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