なぎの みや

フライングゲッター
はじめてこちらでレビューを書かせて頂きます。 十六歳の小夜子ちゃん。彼女には好きな人がいます。その人は小夜子ちゃんの全てで、彼、“奏ちゃん”さえいれば世界は七色に彩られる。そんな、ちょっと恋に恋する女の子ですね。 冒頭からの彼女の想いはとても強くて盲目的で、奏ちゃんはどんな素敵な男性なのかと期待させられました。ところが劇中最初に登場した男性は……? 奏ちゃんと対照的に、小夜子ちゃんと口喧嘩ばかりの弦哉くん。ただその態度は、ちょっと素直になれない年頃の男の子そのものです。 劇中は、小夜子ちゃんの想いと現実の乖離具合が徐々に明確になっていき、何とも不安にさせられるよう仕掛けられてありますね。一人称の主観表現ではとても難しい手法だと思いますが、読者として見事に誘導されました。 終盤、ネタバレを避ける為詳細は省きますが、ただ一つ。彼が『この日』にわざわざやってきた理由を聞いて、本当に小夜子ちゃんを想っているんだなぁとときめいてしまいました。少しでも格好をつけるなら、『この日』ではなくて24日にするでしょう。でも、彼はそれを選ばなかった。何より小夜子ちゃんを大事に想うから。 フライング気味にやってきた不器用なサンタクロースは、逆に自分が巣的すぎるプレゼントをゲットしてしまいましたね(〃∇〃) 誰もが最後は幸せになれる小説、ありがとうございました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
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( ゚Д゚)!! なぎのさん、ありがとうございます! とても丁寧に読み込んでくださったことがわかる、とても素敵なレビュー!物書きとして、これほど嬉しいことはありません。 作品を書き上げてから、所々不安に思う箇所がありまして。でも、それらはすべて杞憂であったと、なぎのさんからのレビューで払拭できました! こちらこそ、ありがとうございました! 楽しんで頂けたなら、幸いです!
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チルヲさんこんばんは(ゝ∀・)ノ はじめまして、みやでございます ((* •ω•)。´; _ _)) 今回の企画に読者としてふらふらと参加させて頂いている不審者です(´>∀<`)ゝ 二度ほど読み返させて頂いたのですが、見当違いな事を書いてなかったようで私も安心しましたε-(´∀`*) うんうん、ホントに一人称視点での情報で、小夜子ちゃんを取り巻く状況が変わっていくのが素晴らしいと思いました。とってもとっても勉強になりますφ(.. ) 返信コメント、ありがとうございましたヾ(*´∀`*)ノ
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