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柚子
浅果好宗
2019/12/22 23:33
まるで文豪の作品のようでした♪
自分が学生の時分には、昭和の文豪の作品を幾ばくか目を通しておりました。なぜか文豪の描く個性とは、どんなに辛くともちっともそんな素振りを見せずに己の講釈を長々と語ります。 それがいやという訳でなく、どちらかと自分もそれを楽しんでいたものでした。 恥ずかしながら梶井基次郎は、未読であるのですが、文豪の作品に寄せているかのような、二次創作のようでいて、そうでもなく期待を煽る文体には、先を先をちょっとはしたなく思うくらいでした。 本屋で文豪と呼ばれる方々の文庫を探し歩く昔を思い出してしまいましたよ。 この小説の空気感が堪らなく胸をいっぱいにしてしまいましたよ♪
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平中なごん
12/23 23:27
素敵なレビューありがとうございます m(_ _)m☆ 「どんなに辛くともちっともそんな素振りを見せずに己の講釈を長々と語る…」 なるほど!それが文豪か! よく抽象化されております。 それを聞いて、ずっと曖昧模糊としていた「文豪」の定義がなんとなくわかったわような気がします。 新たな気づきですね…。 現実社会を悲観していても、人生に絶望していても文章綴って闊歩する…「売れっ子作家」という意味ではない、そんな「文豪」をなんだか目指したくなりました。
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