びたみん

切ないのに心が暖かくなる
元よりSFものはあまり好んで読みません。SFといえば、に代表されるスターウォー◯も好きではないです。「あれは現代の銃を、光る剣に置き換えて現代の戦争をしているだけ。批評性がない」という知人の言葉を鵜呑みにしているからです。 SFというのは作り込みがあり、現代への批評性を持ったものだと思うのですが、その先入観の余り自分の首を絞めるように「難しそう」と避けて通りがちです。 しかし切っ掛けさえあれば、1ページからそんな自分の先入観は吹っ飛びました。 端的な文章と巧みな語彙力、それに見事な伏線回収に「寝る前にちょっとだけ読み進めよう」などと思ったが最後、結局40ページ以降を一気に読み進めてしまいました。 最後には涙し、鼻を詰まらせながら就寝する羽目になりそうです。完結まで、本当にお疲れ様でした。 次回作を心待ちにしております。
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