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倉橋
倉橋
2020/3/23 21:46
詳細は知る立場にありませんが、エブに投稿された歴史を題材にした小説について「歴史的事実と違う」と一部から声が寄せられたということです。 特にこの件とは関係なく、歴史を題材にした小説について僕の意見を寄せておきます。あくまで僕は一般論を述べていることを最初にお断りします。 まず小説は「フィクション」であり、「ノンフィクション」ではありません。「フィクション」とは「作り話、虚構」ということです。作り話に歴史的事実と違うことがいくら出てこようと何ら問題はありません。 もちろん大河ドラマで論議された通り、一定の「許容範囲」はあると思っています。僕も過去には大河ドラマの内容について新聞に投書したこともありますが、現在ではどこで線引きをするかは難しいと思っています。 司馬遼太郎の代表作「竜馬がゆく」「国盗り物語」「尻くらえ孫市」などは殆どフィクションです。いかに司馬遼太郎の小説に登場する斎藤道三や雑賀孫市(鈴木孫一)、坂本竜馬(龍馬)が魅力的な人物であろうと、所詮は空想の産物であり、だからこそ魅力的なのです。 司馬遼太郎は厖大な資料を基に歴史小説を書いています。「竜馬かゆく」の時は、神田の古本屋からトラック一台分以上の資料を送って貰っています。wikipediaをちょこっと調べて書くのと訳が違います。正式な歴史書が書けるくらい勉強していたと思います。 それでも歴史小説として執筆された以上、歴史書ではありません。 歴史学者の松浦玲は <フィクション討伐をするつもりはない。ただ歴史家の立場から「竜馬がゆく」をどう思うかと聞かれれば「論外」としか言いようがない> と述べています。 従って歴史小説で、歴史を論じるのは全くの誤りであり、小説として楽しめばそれでよいのです。 本当の歴史を知りたいというなら、エブの小説など読まず「岩波新書」や「中公新書」、「雄山閣」から選べばよいかと思います。 僕は「ジャック・ザ・リッパー事件」やコナン・ドイルの生涯を調べていた関係で十九世紀の大英帝国について色々と本は読みました。 白鳥武美さんの素晴らしい大河ロマン「まだ恋を知らない公爵に愛のエチュードを・・・」を日夜愛読していますが、資料として用いることはあり得ないし常識かと思います。 歴史書と歴史小説の区別がつかない人があまり多くはないことを願います。
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taro_hanabusa
2020/3/23 22:22
わかります。ぼくも司馬遼だいすきです。 史実では救われない運命を辿った人々、 そうした敗者の夢や無念をすくいとって言葉にするのが、 フィクションであり作家の力です。 司馬遼太郎が「語らせた」言葉に、 救いと感動を覚えた人間はきっとたくさんいるはずです。
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倉橋
2020/3/23 22:41
そうですね。司馬遼太郎の小説は作者の一種の理想を語ったものです。フィクションとして魅力的で僕も愛読しています。この人の作品ほど魅力的な人物が登場する作品はない。 調べているからです。 厖大な資料を調べて、その中から面白いものを惜しげもなくどんどん出してくる。僅か一シーンしか登場しない魅力あふれる人物がいる。たった一シーンだけ・・・こういう小説は僕には絶対書けない。心構えから違うと思っています。
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月夜
2020/3/23 22:33
フィクションとノンフィクションの区別もつかないのか、もしくはわざわざフィクションと表記しなくてはいけないのか。 この方の書かれる作品はこういうお話なんだと思えないんですかね。 人の作品のアラ探ししかしない。 そんな風に読んで何が楽しいのかわからない。 史実を知っていてあえて書いている作者様も多くいらっしゃるはず。 その辺はその方の真面目な考えのせいかなと。
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倉橋
2020/3/23 22:42
どういうクレームか詳細は知らないですが、ちょっと憤ってはいます。こういう読者が少ないことを願っています。
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ユッキー
2020/3/23 23:10
小説はフィクションです 基本的何を書いても作者の自由です 白鳥さんを指摘した方は、小説のことを何もわかっていないだけです 村上春樹の1Q84には、太陽が2つ現れます でもフィクションだからいいのです
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倉橋
2020/3/23 23:14
正直、このような指摘が出されたこと自体、僕は信じられません。 あまり言いたくないけど、読書をする人も勉強して欲しいと思っています。
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新垣悠紀穂
2020/3/23 23:16
倉さんの言う通りですね! さすがです! 三国志とかも、そうですよね。
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倉橋
2020/3/23 23:44
そうですね。三国志通俗演義は実際の三国時代から1000年経って書かれているので、三割フィクションといわれますが、実際にはもっとフィクションの部分が多いですね。風の向きを人間が変えることができるなんて信じる人はいないと思いますが・・・(笑)
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dia
2020/3/24 7:56
そう思います。 そんなこといったら今までの全ての名作もダメ×ってことになってしまいますよね。 辞書や教科書作ってるわけじゃないんだから〜とな
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倉橋
2020/3/24 12:02
読者自身、もっと勉強して欲しいです。読書って何なのかって…ちょっと悲しくなる話ですね‼︎
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澁谷沓(シブヤクツ)♪
2020/3/24 10:34
倉橋さま♪ 事実(と認識されている客観的な事柄)だけを知りたい方は、ルポルタージュとか読んで、ドキュメンタリーとか見たらいいと思うの…。 想像と創作を愉しむべき小説の界隈で、事実とチガ〜う!…とか言うのはヤボのキワミ…。 と、私も思います…♪
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倉橋
2020/3/24 12:01
正直理解できない読者さんですね。白鳥さんの優しさが裏目に出ないことを心配しています…
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陽斜 綾兎
2020/3/24 22:15
そんな事を言う人がいるんですねw😄💦 虚構を虚構として楽しむにも知性がいるという事か………w😏💦 何にせよ、楽しみ方を知らない人だなと思ってしまう。 そんな事ばかり言ってたら……… 色々と息苦しくなるだけですねw😏💦
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倉橋
2020/3/24 22:24
小説の読み方を間違っているように思います‼︎何を求めているのか不明です。勉強したいなら岩波新書でも読んだらと思うんですけどね‼︎(笑)
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加藤労全(ろーぜん)@多忙でIN少
2020/3/26 20:41
『戦国自衛隊』の大ファンですが、戦国時代を自衛隊が戦うのが、面白かたんです。 読み手として、逆に本当の歴史を調べてみて、楽しかったです。
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